本セミナーは、PMP(r)向けのPDU発給の認定対象となっています。
PDU発給申請者は、13.5PDUを獲得できます。
実践!ソフトウェア品質向上のための原因分析セミナー
~問題解決には定石があり、コツがあります!~
同じミス、バグ、トラブルが発生していませんか?そうして発生した問題解決には定石があり、コツがあります。
問題の状況把握、因果構造解明、対策検討について、その定石とコツを理論・実践の両面から習得します。
本セミナーでは、問題の発生・流出・拡大の原因を、技術・マネジメント・ひと・組織文化の不備に求め、「問題はなぜ起こるか」という基本論点に立ち返り、真の原因追究のために、「七つの手順((1)問題発見のための分析、(2)関係分析、(3)存在意義分析、(4)構造分析、(5)(技術的)能力分析、(6)経営管理分析、(7)文化風土分析)」を用いてTQM のフレームワークで、実践面から論理的に参加者の実際の品質問題について分析を行い、真の原因を追究する「原因分析技法」の習得をめざし、有効な未然防止を得る方法について考察します。こうして、1 件の些細な事件から多大な知見を獲得して成長する賢い組織に生まれ変わることができるのです。
また、本コースでは、書籍『原因分析~構造モデルベース分析術~』(日科技連出版社)をテキストとして配布いたします。
この講座は、こんなことが学べます
- 問題の状況把握、因果構造解明、対策検討について、その定石とコツを理論・実践の両面から習得します。
- 参加者の事例を素材にして、二人の講師が掛け合い漫才風に、問題の実相を探り、問題発生メカニズムを解きほぐしていく様子を見ながら、コツを会得することができます。
プログラム
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時 間 |
科 目 |
主 要 内 容 |
1日目 |
9:30~12:00 |
第1章 問題解決の反面教師 |
1.1 問題解決に対する基本スタンス |
13:00~17:00 |
第3章 構造モデル |
3.1 「仮説知識及び組織のプロセス資産構築」の構造モデル |
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2日目 |
9:30~12:00 |
第4章 構造モデルを用いた原因分析法の事例 |
4.1 改善活動が慢性的に不振 |
13:00~16:30 |
第6章 原因分析のQ&A 実例研究、質疑応答 |
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16:30~17:00 |
実践例を用いてのセミナーフォローアップ |
この講座は、こんな方が対象です
- 各分野におけるソフトウェア開発、システム開発の実務者、管理者レベルの方。
この講座の講師をご紹介いたします (順不同、敬称略)
1947年生.1970年東京大学工学部計数工学科卒.1974年修士卒.電気通信大学助手,東京大学助手,講師,助教授を経て,東京大学工学系研究科教授.2008年から医療社会システム工学寄付講座特任教授.工学博士. ![]() 飯塚悦功 |
1970年日本電気(株)入社、通信共通ソフトウェア開発本部本部長等を歴任 ![]() 金子龍三 |
セミナー申し込み
回数 | 日程 |
会場 |
申込 |
第1回 | 2013年6月28日(金)~ 29日(土) | 日科技連・千駄ヶ谷本部ビル | |
第2回 | 2013年10月25日(金)~26日(土) | 日科技連・東高円寺ビル |
セミナーの日程、開始・終了時刻、カリキュラム、会場は、都合により変更することがあります。
また、諸般の事情によりセミナーの開催を中止することがありますので、あらかじめご了承ください。
留意事項・備考
- 本コースは、PDU対象コース(13.5PDU)(カテゴリーA)です。
- 「PMI」、「PMP」、「Project Management Professional」および「PMBOK(R)ガイド」は、米国Project Management Institute, Inc. の米国その他の国における登録商標です。
参加費
参加費用 | 47,250円(一般)/42,000円(会員) |
セミナー詳細
※本コースでは、書籍『原因分析~構造モデルベース分析術~』(日科技連出版社)をテキストとして配布いたします。
1日目 |
第1章 問題解決の反面教師 1.1 問題解決に対する基本スタンス 1.2 問題解決の反面教師 1.3 問題解決の重要性の認識不足 1.4 問題の認識・理解不足 1.5 問題の発生状況の把握不足 1.6 問題の発生原因の解明不足 第2章 原因分析の基本技術 2.1 問題解決の定石 2.2 業務システムの脆弱性 2.3 根本原因分析(RCA)を超えて 2.4 原因分析の手順 2.5 原因分析の要素技術 |
第3章 構造モデル 3.1「仮説知識及び組織のプロセ資産構築」の構造モデル 3.2「組織及び個人の自律性」の構造モデル 3.3「マネジメントシステム」の構造モデル 3.4「マネジメント技術」の構造モデル 3.5「問題解決」の構造モデル 3.6「製品サービス提供における企画。要求仕様の品質マネジメント」の構造モデル 3.7「製品サービス提供における設計・検査の品質マネジメント」の構造モデル 3.8「業務品質」の構造モデル 3.9「プロセス保障」の構造モデル |
2日目 |
第4章 構造モデルを用いた原因分析法の事例 4.1 改善活動が慢性的に不振 4.2 レビューで漏れた(慢性的問題発生) 4.3 マネジメント問題が多発している(マネジメント力不足) 4.4 マネジャが育たない(改善問題) 4.5 技術者が育たない(課題未達) 第5章 プロセスネットワークモデルを用いた原因分析法(PNA法) 5.1 技術課題認識問題「顧客の要求仕様通りだったのに」 5.2 開発計画未決定問題「開発計画の策定が遅れている」 5.3 リソース不整合問題「要因が足りない」 5.4 技術課題問題「改造時にレビューで漏れた」 5.5 結合検査時の問題「潜在バグ問題」 5.6 開発遅れ問題「品質問題のために納期を守れそうにない」 5.7 操作性問題「画面が切替できず次の処理に移れない」 5.8 使い難さ問題「初心者には使い難い」 |
第6章 原因分析のQ&A 事例研究・質疑応答 ![]() |
参加者の声
- 問題解決・原因分析の全体像、そして分析の勘所が分かり、大変参考になった。これで再発トラブルを減少できるかもしれないと希望が持てた。
- 問題の構造に関する仮説・モデルを持つことの重要性が分かった。今後、こうした知識を個人としても組織としても蓄積していこうと思った。
- 先生方の漫才が面白かった。ユーモア溢れるやりとりに、ことの本質をえぐる鋭さがあって感心した。見ているうちに、自分ならこうすると考える自分に気づき、わずか2日でずいぶん成長したと実感した。
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問い合わせ先
教育推進部 第二課TEL:03-5378-9813
FAX:03-5378-9842
E-Mail:sqip@juse.or.jp