JUSE-SQiPセミナー

ソフトウェア品質部門のためのXDDP入門コース

XDDPの基本とその効果を知りたい品質部門の方へ
~清水吉男の派生開発の効果的アプローチであるXDDPを基礎から学ぶ~

「XDDP(eXtreme Derivative Development Process)」は、派生開発に特化した開発アプローチで、「短納期」や「部分理解」といった派生開発特有の問題に合理的に対応する方法を提供しています。
「XDDP」は、派生開発の諸問題を解決しかつ再生可能な効果的開発アプローチの一つと位置づけられており、的確に活用していけば、従来比で3~5割の生産性の向上が期待できます。言い換えれば、ソフトウェアの開発プロセスは、それだけ工夫の余地が残されているということです。もちろん「派生開発=XDDP」というわけではありません。派生開発は多様な世界であり、あくまでも「XDDPは派生開発における一つの効果的アプローチ」という位置づけです。

従来、XDDPは設計・開発部門を中心に進めてきましたが、XDDPの効果が表面化するにつれて、今後の派生開発に対して市場はさらなるQCDの向上を求めてくることは容易に想像できます。その状況に対応するには開発部門と品質保証部門の効果的な連携が必要になってきます。しかしながら、XDDPは多くの組織が保有している「標準プロセス」とは異なった形をしているために、品質保証部門の方の理解が得られないケースも生じています。

そこで、このXDDPを品質関係部門の方々に基本から知っていただくために設けられたのが、当セミナーです。多くの方々のご参加をお待ちしています。

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コースの特長

  • XDDPの考え方、特長とポイントが1日で理解できます。
  • 品質と生産性の同時達成に対するプロセスの重要性と「プロセスを設計(デザイン)する」必要性が理解できます。
  • 本コース受講後、さらに理解を深め劇的に改善を図りたい方は「XDDPの導入、活用による開発プロセスの改善セミナー」の受講をおすすめします。

この講座は、こんな方におすすめです

  • XDDPの考え方、特長を理解したい品質関係部門の方
  • XDDPを自社に導入することを検討している企業・組織の品質関係部門の方
  • 再度XDDPを基本から学びたい品質関係部門の方

参加者の声

  • 派生開発に対するXDDPの効果を分かり易く説明いただき理解が深まった。
  • プロセス改善の有益性、それに取組む意義を理解できた。
  • 現場の感覚と一致して分かりやすかった。

プログラム

時 間

主 要 内 容

9:30~12:30

・派生開発の現状と問題
 多様な要求/派生開発の重要性/派生開発での混乱の原因について
・XDDPの基本的考え方
 派生開発アプローチ/追加機能要求仕様書/変更3点セット
・XDDPの効果

13:30~17:00

・導入障壁の実態
 標準プロセスって何?/プロセスの「固定」と「安定」の混同/
 「変化」を「安定」させる仕組みがない
・XDDPを利用したプロセスの改善の意味 
 自在なプロセス設計の必要性/プロセスの実現性の評価/XDDPから始める多様な要求への対応
・XDDPから新しい展開へ

この講座の講師をご紹介いたします (敬称略)

1968年にソフトウェアの世界に入り、実質的にフリーの立場で、企業の一般的なビジネスシステムやオンラインシステムの開発に携わる。この間に漏れない要求仕様の表記法を体得。 1977年に組み込みシステムの世界に転向し、世界で最初のレジスタのクラスターシステムによる5万アイテムの単品管理システムや、インクジェットプリンターなど多くの製品の開発を手掛ける。ここで「XDDP」を編み出して派生開発の機会に対応。 1983年に株式会社システムクリエイツを設立し、構造化手法を中心としたコンサルティング活動を開始。
1991年にCMMとの遭遇を機にそれまでの成功体験を元にして、要求の仕様化(USDM)や派生開発アプローチ(XDDP)を確立、またPFDというプロセスの表記法を使った自在なプロセスの設計方法を開発し、それらを活用する形で1995年から「QCD」の改善を目標にしたコンサルティング活動に入り今日に至る。 2010年に「派生開発推進協議会」(http://affordd.jp/)を設立し、「XDDP」や「USDM」など派生開発に関する技術の普及活動を開始。

研究論文や著書:
「要求を仕様化する技術・表現する技術」(技術評論社)
「派生開発を成功させるプロセス改善の技術と極意」(技術評論社)
「わがSE人生に一片の悔いなし」(技術評論社)
「SEの仕事を楽しくしよう」(SRC)
「硬派のホームページ」URL http://homepage3.nifty.com/koha_hp/

◆講師からのメッセージ◆
XDDPの効果が表面化するにつれて、今後の派生開発に対して市場はさらなるQCDの向上を求めてくるのは必至です。
その対応には、開発部門と品質保証部門の効果的連携は不可欠であります。
品質関係部門の方々に本コースにご参加いただき、XDDPの効果を最大限発揮して、品質と生産性の劇的改善を実現してください。

清水 吉男
(株)システムクリエイツ
代表取締役

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第1回 2015年6月4日(木) 日科技連・東高円寺ビル [an error occurred while processing this directive]

セミナーの日程、開始・終了時刻、カリキュラム、会場は、都合により変更することがあります。
また、諸般の事情によりセミナーの開催を中止することがありますので、あらかじめご了承ください。

留意事項・備考

  • 本コースは、PDU対象コース(7.0PDU)(カテゴリーA)です。
  • 「PMI」、「PMP」、「Project Management Professional」および「PMBOK®ガイド」は、米国Project Management Institute, Inc. の米国その他の国における登録商標です。
  • 同一セミナーを複数回受講された場合、2度目以降はPDUの申請はできません。

参加費(税込)

参加費用 37,800円(一般)/32,400円(会員)

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TEL:03-5378-9813
FAX:03-5378-9842
E-Mail:sqip@juse.or.jp
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