-ともに成長する「場」に- WACATEのススメ。
WACATE実行委員会
安達 賢二、井芹 洋輝、小山 竜治、山﨑 崇
1.WACATEの概要
WACATEとは”Workshop for Accelerating CApable Testing Engineers”の略で、「内に秘めた可能性を持つテストエンジニアたちを加速させるためのワークショップ」の意味を持ちます。 テストに興味がある”若手”エンジニアの有志を主な対象として、一泊二日泊まりがけの大規模勉強会を夏と冬の年二回の間隔で開催しています。 WACATEでは、参加者は多くが自らを高めるために自腹で参加し、主体的に課題に取り組んでいきます。そしてワークショップを通じて、講師、実行委員、他の参加者との交流を深めながら視野を広げ、成長していきます。また、実行委員も、その準備の過程や当日運営、セッション講師役等を通じて自らのノウハウを深めていきます。このように関係者全員がそれぞれの立場で成長することを目指すのがWACATEの特徴です。
1.1.これまでの開催とその概要
2007年冬から始まったWACATEは、冬では広く・浅く基礎を身につけることを、夏では狭く・深く実践的なノウハウを身につけることを目標として開催しています。そこでは毎回設定するテーマ・タイトルに沿ったワークショップに加えて、ベテランの有識者をゲストに迎えるクロージングセッションを用意し、若手への技術・ノウハウ継承を行います。
1.2.様々な関連活動と情報発信
WACATEでは年2度のワークショップ開催だけではなく、普段のコミュニケーションを促進するSNSの運営、Web掲載月刊情報誌の発刊、ソフトウェアテスト同人誌の編纂と発行など、テストに関する様々な活動・情報発信を行っています。
□WACATE-SNS
WACATE参加者を中心にワークショップ後のさらなる交流を目的にしたソーシャルネットワーキングサイトです。
SNSには実行委員はもちろん、講師として参加されたベテランエンジニアも参加しています。
ここでは WACATE で知り合った仲間とさまざまなイベントや勉強会も企画されています。
□WACATE Magazine : http://wacate.jp/magazine/
WACATEがつくるワカテのための月刊情報誌です。(2010年11月現在の最新号はVol.23)
毎号、関連イベントへの参加レポートなどの特集やリレーコラム、投稿記事などの内容が満載です。記事の作成には、実行委員だけでなく、講師、参加者が積極的に携わっています。
□WACATE-Books : Software Testing “ManiaX”
国内外の著名者・有識者や実行委員会メンバーがソフトウェア品質やテストへの熱い想いを記事として執筆した同人誌です。これまでにVol.1~Vol.3を発刊しており、“コミックマーケット”などで頒布しています。
□WACATE-Webサイト : http://wacate.jp/
WACATEに関わる活動・情報を発信し、共有するWebサイトです。
過去に開催したWACATEのダイジェスト映像などもここで参照することができます。
こうした活動や情報発信は、WACATEの参加者、講師、実行委員など関係者をつなぎ、その力をますます強固なものにする、そしてさらにその輪が拡げる役割を担っています。