~ソフトウェア品質の向上とそこに関わるすべての方へ~ Software Quality Profession

5.憩いの広場

感情っていいものです♪

EQグローバルアライアンス
エグゼクティブマスター
髙山 直

【EQは開発できる能力です!】

EQの最大の魅力「EQ能力開発」のご紹介です。EQは特別な人だけが持っている能力ではなく、誰もが持っている能力であり、訓練や教育によって伸ばすことのできる能力です。みなさんは、こう聞くだけでワクワクしませんか。
私はEQと出会い、この「EQは開発できる」の一言に、目からウロコでした。EQと性格をよく混同されることがありますが、EQと性格の決定的な違いこそが、この開発できるかできないかです。元来、性格は先天的な要素が大きく「変わりにくい」ものだといわれています。私ごとで恐縮ですが、私の性格は暗いです。会社でも、家でも「ネクラ」と言われています。これは、今も昔も変わりません。しかし、お客様とお会いしたり、講演でお話をすると「明るい」と言われます。これは、まさに仕事に必要なEQを使っているからだと思います。EQを開発して、その場に相応しい感情をつくって仕事に臨んだ結果、「明るい」と言われているのです。そうなのです!性格は暗くても、EQを開発して自由自在に感情を上手く使うことで「明るく」なれるのです。
EQの開発は日常生活の中で、いつでも、どこでも簡単にできることばかりです。いつもの行動のクセを少し変えてみたり、ちょっとしたコツを覚えることで誰でも、いつでも、どこでも簡単に楽しみながら開発できます。

それでは!今日からできる!EQこころの鍛え方の始まりです。

「明るい言葉を一日10個使って、10人と話をしよう」
これでEQは確実に開発ができます。

感情と言葉の関係には深いものがあります。悲しいときには悲しい言葉、楽しいときには楽しい言葉を使います。
では、悲しいけど楽しい気分をつくる必要に迫られたらどうでしょう。悲しくても重要な仕事に取組むために、楽しい気持ちをつくらなければならない。ビジネスではよく求められる場面です。そんなときには、明るい言葉を使うことで気分を変えることができます。

明るい言葉には、励ます言葉や褒める言葉、元気が出る言葉や積極的な言葉などがありますが、それらの言葉を一日10個使って一日10人と話をしてください。
それでは、ここで1分差し上げますので、明るい言葉を10個以上書き出してください。
自分が明るくなる言葉でしたら、なんでもOKです!
いかがでしょう、書けましたか。
そうなのです。普段、明るい言葉を意識して使っていないと、なかなか10個出てきません。
そこで言葉の開発方法もご紹介します。

【とっておき!言葉の学び方講座です。】

ヒントは日常生活の中にあります。

テレビドラマ・・・

ドラマは言葉の宝庫です。特に最終回は必ず見ます。ハッピーエンドで終わる最終回では、鉛筆&ノートは離せません。感動させるセリフは必ずチェック!泣かせるセリフも完全チェック!あ~こういう言葉って泣かせるなーとかいいながら、しっかりメモをしています。

お笑い(漫才・漫談・落語などなど)・・・

特に落語。なんといっても言葉の使い方が繊細です。義理人情、助け合い、どんな話も暗い言葉を使わずに、笑いとユーモアに変えて表現をしています。まさに言葉の芸術です。聴いているうちに心が暖かくなります。落語名人は言葉の使い方名人でもあります。「粋な言葉」も満載、管理職の方は、元気のない部下を粋な言葉でやる気にさせる勉強になります。

歌番組・・・

とにかく歌詞に注目です。これまた感情表現の宝庫です。切ない恋心を伝えたいときに困ったら、ラブバラードのCDを買って、歌詞に注目して聴いてくださいませ。励ます言葉も満載。平原綾香さんの「ジュピター」が新潟地震の被災者の皆さまを勇気づけた話が思い出されます。

対談番組・・・

徹子の部屋・笑っていいとも(テレフォン・ショッキング)・Aスタジオ、などなど・・・

苦労話、それを乗り越えた話、辛いときに助けられた言葉など、感動を与える言葉満載です。涙と感動の話は感情の勉強でもあります。私を支えた&救ったこの一言、恩人の忘れられないこの一言、これは要チェックです。

映画・・・

文句なしの感情を表す言葉の勉強教材です。(脚本家って凄い!と思います)登場人物の気持ちになって見てください、聴いてください。映画は言葉だけでなく、感情表現(言い方、表情、声の使い方、話すスピードなどなど)のお手本になります。それを言葉付で学べるなんて、もう最高の教材です。

本・・・

日本文学は感情表現満載です。小説も素晴らしい言葉の教科書です。侮れないのがマンガです。これ、マジ凄いです。「課長 島耕作」は、私の管理職時代の言葉のバイブルでした。部下をやる気にさせる言葉はこれで学びました。

いかがでしたか。まだまだ、たくさんあると思いますが、見渡してみると、言葉の開発は日常生活の中に多くのヒントがあることに気づきます。コツは「言葉に対する意識」を持つことだと思います。

私の経験からいうと、たくさんの言葉を知っている方が感情を上手く使っていると思います。
言葉を知っていると、言葉の使い方も上手くなり、結果的にEQも上手く使えるのだと思います。

最後に、まわりの人の反応も注意深く観察してください。あなたや、あなたの周りの人に少しずつ変化が起こるはずです。その変化は、あなたのEQが開発されはじめた証拠です。EQが開発されれば、あなたが変わり、あなたの周わりの人が変わり、あなたのビジネスにも変化が起こります。その変化はあなたにとって必ず良い結果に結びつくと思います。

プロフィール

髙山 直
1957年、広島県生まれ
EQグローバルアライアンス エグゼクティブマスター

EQ理論提唱者のイェール大学ピーター・サロベイ博士、ニューハンプシャー大学ジョン・メイヤー博士との共同研究で、「EQ理論」に基づいた「個人の自立と成長を支援する」プログラムを開発する。

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