基礎から学ぶソフトウェアメトリクスセミナー
~メトリクスで事実をつかみ、改善につなげる!~
- あなたがいま開発しているソースコードについて、その品質を把握できているでしょうか?
- あなたがいま実施している開発プロセスは、どのくらい有効でしょうか?
- それらを改善するとしたら、どこから、どのように始めればよいでしょうか?
このセミナーでは、プロダクトとプロセスの状況を把握するメトリクスの基礎について、体系的・具体的に説明します。さらに、メトリクスを活用して、プロダクトやプロセスを改善する方法を演習で学びます。品質保証担当者はもちろん、プログラマやマネージャの方など、ソフトウェアに関わるすべての方にぜひ学んでいただきたい内容です。
なお、本セミナーの内容は『演習で学ぶソフトウェアメトリクスの基礎』に基づいています。参加費には同書籍代が含まれています。
また、演習では C++ や Java のソースコードを見る演習がありますが、これらの言語のプログラミング経験がなくても十分に理解できる内容です。
この講座は、こんなことが学べます
- ソフトウェアメトリクスの基礎と理論を、体系的に説明します。
- プロダクトとプロセスのメトリクスの両面を取り上げます。
- 単に測るだけでなく、その解釈の仕方や、改善のヒントを解説します。
- 個人やグループでの演習を通じて、理解を深めます。
- 表計算ソフトウェアや統計解析ツールを用いた実践的な演習を行います(パソコン使用)。
- 『演習で学ぶソフトウェアメトリクスの基礎』の訳者が講師です
プログラム
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時 間 |
主 要 内 容 |
1日目 |
9:30~12:30 |
イントロダクション、メトリクスの基本 |
13:30~17:00 |
ソースコードに関するメトリクス(規模、複雑度) |
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2日目 |
9:00~12:30 |
欠陥数の予測(データ分析、レイリーモデル) |
13:30~17:00 |
プロダクトと欠陥のメトリクスに着目したプロセスの改善(発表) |
この講座は、こんな方が対象です
- プロダクトとプロセスの状況を把握し、これを改善したいソフトウェア開発技術者、品質管理・保証担当者、プロセス改善担当者
この講座の講師をご紹介いたします (順不同、敬称略)
ソフトウェア品質マネジメント、とくにメトリクスに関する研究に従事。 ![]() 野中 誠 |
2003年早稲田大学大学院博士後期課程修了、博士(情報科学)。 ![]() 鷲崎弘宜 |
大手企業の情報システム部門やSIer等を対象とした業務改革・改善支援、エンジニア育成(研修)等が専門。
![]()
瀬谷 茂 |
セミナー申し込み
回数 | 日程 |
会場 |
申込 |
第1回 | 5月14日(月)~15日(火) | 日科技連・千駄ヶ谷本部ビル | |
第2回 | 10月16日(火)~17日(水) | 日科技連・千駄ヶ谷本部ビル |
セミナーの日程、開始・終了時刻、カリキュラム、会場は、都合により変更することがあります。
また、諸般の事情によりセミナーの開催を中止することがありますので、あらかじめご了承ください。
参加費
参加費用 | 53,550円(一般)/48,300円(会員) |
セミナー詳細
【1日目】 | 【2日目】 |
1. イントロダクション、メトリクスの基本 ・上流工程での欠陥除去目標 ・上流工程での欠陥識別タイミング ・欠陥の分類 ・ソフトウェア測定に関する基本用語 ・GQMに基づくメトリクスの定義 ・測定対象の属性 2. システム機能規模に関するメトリクス ・機能規模:ファンクションポイント法(IFPUG法) ・IFPUG法の一般システム特性(GSC) 3. ソースコードに関するメトリクス (規模、複雑性、品質評価への応用) ・プロダクトやプロセスのメトリクス ・ソースコードの規模 ・設計やソースコードの複雑性 ・組込みプログラムソースコードの品質評価 4. メトリクスに着目したソースコードの改善 ・ソースコードメトリクス、品質評価の活用シーンと改善 ・品質評価から品質改善へ ・開発の厳しさとメトリクスの重要性 ・メトリクスの限界を知り意思決定に役立てる ・組込みプログラムソースコードの高精度品質評価 ・ソースコード品質評価の応用 |
5. 欠陥数の予測 (データ分析、レイリーモデル) ・分析対象のデータ ・欠陥数予測モデルの分類 6. プロダクトと欠陥のメトリクスに着目したプロセスの改善 ・fault-proneモジュール予測 ・CKメトリクスとfault-proneモジュール予測 7. 欠陥除去率(DRE)を用いた欠陥除去工程の能力評価 ・出荷後のソフトウェア欠陥密度 ・欠陥作り込み・除去モデル ・欠陥除去率 (DRE) 8. 進捗の測定 ・プロジェクト進捗把握に有効なメトリクス ・プロジェクトのマイルストーン ・テストの進捗:成功テストケース数の追跡グラフ |
参加者の声
- メトリクスにもいろいろな観点があり、理解が広がり、ファンクションポイントの使い方がわかった。
- ヒストグラムや散布図をデータと比較しながら見ることができ(ばらつき等)、理解しやすかった。
- パソコンを使用することで、実際にメトリクスの重要性を体感することができた。
- グループディスカッションでは他社の自分とは違う立場の人との話し合いができ、良い刺激を受けた。
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問い合わせ先
教育推進部 第二課TEL:03-5378-9813
FAX:03-5378-9842
E-Mail:sqip@juse.or.jp