~いきいき働くために、ストレスと上手に付き合おう~
株式会社プラネット・コンサルティング
代表取締役 根岸 勢津子
◆何科で診てもらうのか、治療方法は?
うつ病は精神科で診る病気です。どうしても抵抗があるようならば、市町村の保健所や精神保健センターなどで相談してみるとよいでしょう。治療方法ですが、現代医療では投薬と休養がメインとなります。カウンセリングは、医師の指導のもとに受けるのがよく、インターネットなどで調べたカウンセラーなどのもとに、自分の判断で通うのはあまり感心しません。
また、うつ病の特徴として、非常に再発率が高い病気といわれています。再発しないためには、正しいリハビリと周囲の協力が欠かせません。治療とリハビリは素人では無理です。職場に復帰し、その後徐々に調子が戻り、完全に元の状態に戻るまでが治療です。かってに薬をやめたり、医師のすすめるリハビリ・プログラムに従わなかったりすると、容易に再発してしまいます。また、周囲の人も本人を焦らせることなく、温かく見守ってあげたいものです。
◆明るく暮らして、うつ病から身を守ろう
現代生活はストレスが多いものですから、原因そのものを消滅させるわけにはいきませんが、すでに書いてきたとおり、規則正しい生活を送り、悲観的にものを考えない、これがうつ病予防の全てです。自分は楽しく毎日を送れているかどうか、健康的な生活ができているかどうか、これを機会に振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。読者のみなさんが、健康で楽しく働かれることを願っています。
次回は、部下や後輩をもつ方に向けて、日常の注意事項などに触れていきたいと思います。