特別企画　SQiP講演会「今求められる、中堅ソフトウェア技術者の人材育成」ルポ

財団法人　日本科学技術連盟　SQiP事務局

　2011年4月21日（木）に（財）日本科学技術連盟・本部ビルにおいて、特別企画として、SQiP講演会「今求められる、中堅ソフトウェア技術者の人材育成」が開催されました。

　本講演会は、クラウドコンピューティングや急速なグローバル化により、システム開発における大きな変革期にある中で、これを乗り切るために、優れたリーダーシップと、変革の実務を支える中堅技術者の変革スキルの必要性を中堅技術者育成の問題意識をお持ちの教育担当様向けにお伝えすることをねらいとして実施されました。

　日科技連では、ソフトウェアにおける品質・生産性のコア技術として、テストからソフトウェア開発を再考する「Inverted Study」に基づく、分析し考える「技術者育成」が不可欠と考え、2010年から「モダンソフトウェアテストアカデミー：プロフェッショナルコース」を開設しました。その人材育成の必要性を、今一度紐解くために、求められる中堅ソフトウェア技術者の人材育成とその研修プログラムの考え方についての講演と、そして、研修の成果紹介がありました。

　当初、3月15日に開催予定でしたが、震災の影響で約1ヶ月延期されました。それにもかかわらず、約70名の方々に参加いただき、盛況に行われました。

プログラム

【日 時：2011年4月21日（木）13:30～16:50】
【会 場：千駄ヶ谷本部　1号館3階講堂】

時間	内容
13:30～13:40	開催の挨拶
13:40～15:10	【講演】 「今求められる、中堅ソフトウェア技術者の人材育成～次世代を担うエンジニア～」 (有)デバッグ工学研究所　代表　松尾谷　徹氏
15:10～15:20	休憩
15:20～15:40	【SQiPの紹介】 (財)日本科学技術連盟が目指すソフトウェア品質向上への取り組み (財)日本科学技術連盟　SQiP事務局
15:40～16:40	【2010年度「モダンソフトウェアテストアカデミー(MTA)：プロフェッショナルコース」 セミナー修了生による成果の紹介】  　(発表20分＋質疑5分×2件　＋　解説10分)  　　(1)「課題抽出のための業務可視化手法の提案」  　　　　(株)インテック　技術部　藤井　彩乃氏  　　(2)「機能単体テスト 　　　　(仕様ベースのブラックボックステスト)の効率化」  　　　　伊藤忠テクノソリューションズ(株)　開発技術推進部  　　　　標準化・品質向上推進課　山本　徹氏
16:40～16:50	終了挨拶
16:50～17:30	相談コーナー（希望者対象）