「SQuBOKの利用法:参照スタイルから進化スタイルへの提案(その3)」
株式会社NTTデータMSE
ソリューションサービス事業部
コンサルティング部 堀 明広
【ソフトウェア品質に関わる「書籍・論文・記事・規格・トピック」を共有するために】
●「Googleドキュメント」を利用する
ソフトウェア品質に関わる書籍・論文・記事・規格・トピック、これらを集約し共有していくためには、internet上のインフラが必要です。
検討の結果、「Googleドキュメント」を利用することにし、このほど環境を整えました。以下のサイトにアクセスしてみてください。
https://docs.google.com/open?id=0B_XVCi3QvasnZTdlZTI4MWUtNmJhMi00NGZkLTllMTAtMDE4YmI5OGEyZTI0
このサイトは、Googleのアカウントを持っていない方もアクセス可能です。
●「Googleドキュメント」の”コレクション”と樹形図
上記Googleドキュメントのサイトでは、「コレクション」を設定してあります。 「コレクション」とはフォルダに相当するもので、この中に様々なドキュメントを格納できます。
上記サイトで設定してあるコレクションは、樹形図の形になっています。書籍・論文・記事・規格・トピック、これらソフトウェア品質に関わる情報はGoogleドキュメント上で文書化し、SQuBOKの樹形図に即したコレクションに格納します。こうすることで,情報が整理しやすく閲覧しやすくなります。
Googleドキュメントのコレクションは、フォルダのようなものと考えれば分かりやすいですが、"タグ"のようなものでもあり、1つの文書に複数のコレクションを紐付けることができます。
●このGoogleドキュメントサイトに、誰が情報を掲載するか
今回設定したこのGoogleドキュメントサイトは、Googleのアカウントを持っていない方も含めてアクセス可能です。
ただし、予め登録された者でないと文書の登録・変更・削除は出来ないようにしています。
このGoogleドキュメントサイトへの情報登録は、SQuBOKユーザー会のメンバー全員で行いたいと考えています。
SQuBOKユーザー会で蓄積した情報は、ユーザー会だけで閉じるものにはせず、広く一般に公開するようにしたいと考えています。
●「書籍・論文・記事・規格・トピック」の記載ルール
本取り組みは始めたばかりですので、今のところ,特段のルールはありません。
Googleドキュメント上のテンプレートを用意しておくと便利と思っていますが、それは今後取り組みを続ける過程で少しずつ整備していきたいと考えています。
次回は、このGoogleドキュメントの運用はどうなったか報告したいと思います。