困難に立ち向かっているけれど幸せ?
~「ポジティブ心理学」の幸せ観と働き方~ (3/4)
一般社団法人ポジティブイノベーションセンター
代表理事 渡辺 誠
ディエナーは数々の研究調査から人生の満足度を向上する4つのポイントを教えてくれている。それが幸せのダイヤモンドだ。
図1.幸せのダイヤモンド
このダイヤモンドを仕事の場面に当てはめて考えてみよう。質問の形で提供するので是非ノートと筆記具を用意して回答してみてほしい。
1、楽しいこと
(ア) 仕事をしていて楽しいことは何ですか?
どんな喜びがありますか?
その喜びの原点はどこにありますか?
(イ) 楽しいことを掴み取るために、今、どんな努力していますか?
そのチャレンジの中にあえて喜びを見つけるとしたらどんな喜びがありますか?
2、熱中すること
(ア) どんな業務をしているときに熱中しますか?
その業務は簡単な業務ですか?
それとも努力や工夫が必要な業務ですか?
(イ) チャレンジをしているときに自分はどう感じていますか?
ネガティブな感情を持っていますか?
ポジティブな感情でしょうか?
(ウ) その業務をしているときにはどんな才能を使っていますか?
その才能は強みと言えますか?
その「強み」を使っているときにエネルギーを感じていますか?
その強みはほかに使える場面はありませんか?
3、意味のあること
(ア) 今やっている業務やプロジェクトは、社会に、顧客に、社内にどのような貢献ができますか?
そして、あなたはその業務をすることによりどのような意味を見いだせますか?
(イ) これから先に意味のある仕事をするとしたらどんな業務ですか?
どのような未来の仕事をしたら、先ほど考えた強みを活用できそうですか?
4、人との関係
(ア) 業務で関わる人の人脈マップを作ってみてください。
その中で、自分が大切にしたい人はだれでしょうか?
その人と良い関係を作り上げるために何が出来るのでしょうか?
(イ) 業務以外で関わっている人の人脈マップも作ってみてください。
これからの仕事を考えると誰との関係を強化していけたらよいのでしょうか?
その人たちと未来の話をするとどんなことが起きるでしょうか?