野中 誠さん
(東洋大学 経営学部 教授/SQiP委員長)
『SQiP研究会に関わったことが、この10年間の仕事に大きく影響しています!』
私とSQiPの最初の接点は研究会でした。2002年に第6分科会「個人スキル評価の研究」に関わったことが、この10年間の私の仕事に大きく影響しています。研究会という場でひとつのテーマを追究し、メンバーで議論し、その成果を報文に仕上げるという体験は、ご参加の方にとって大きな財産になることでしょう。この有意義な体験を多くの方に楽しんでいただきたいと心より願っております。研究会でお会いしましょう!
秋山 浩一さん (富士ゼロックス(株)ソリューション・サービス開発部技術主査)
『SQiP研究会は人生のターニングポイントでした!』
SQiP研究会には、2008年度からソフトウェアテスト分科会の主査として参加し、論文指導をすることになりました。当時の私は、シンポジウムへの発表経験はあったものの、査読付きの学会論文誌に投稿した経験すらなく、「このままではイカン!」と思いました。
そこで、2009年に香川大学大学院工学研究科博士後期過程に入学し、テストの研究とその成果を論文としてまとめる勉強をしました。だから、私にとってもSQiP研究会は人生のターニングポイントです。あれから4年、(一留しましたが)大学院もようやく卒業できそうです。
2011年度からは委員長として、SQiP研究会をソフトウェア品質を作り出す現場のニーズにより応えられる活動にすることと、SQiP研究会の良さを伝える努力をしています。多くの現場に求められる研究会になるべくこれからも頑張りたいと思います。
堀田 文明さん ((株)デバッグ工学研究所 技師長)
『私の視野と知己を拡大してくれた研究会です!』
SPC(SQiP)研究会に参加して22年間が経過しました。
当初は研究メンバーとして参加し、その後は主査・副主査・委員長などとして参加しています。この間に、大学や企業の様々な人と知り合い、議論し、自分の考えを発展させるさまざまな刺激をうけました。企業内の仕事だけに従事していた私が本の執筆や、セミナー講師をすることになったのはこの活動があったからです。
現在も、その研究会活動で知り合った人々との交流が続いており、昨年は90年代の研究会の分科会メンバーとの会合や一泊旅行もあり、継続的に交流を続けています。
研究会活動が、私の視野と知己を拡大してくれたことは間違いのないことですので、みなさんもぜひ参加していただき、研究会から視野と知己を拡大していただければと思います。
鷲崎 弘宜さん (早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長)
『研究会での質の高い体験が私の中に変化を確実に起しています!』
現SQiP委員長から海外赴任のため「後はよろしく!」と任されたのが運のつき(?)、6年以上に渡りソフトウェア工学演習コースのとりまとめを務め、2年間は研究会委員長も務めました。その間、参加者としても様々な話題に触れ、議論し、考え、行動することで、ソフトウェア品質の研究や教育をより実践的で本質的なものへ高められつつあります。
品質診断法の共同研究やメトリクス本の共同翻訳などはそのごく一部です。修羅場をくぐりぬけてきた一流の講師陣や多様な研究員とのネットワーク、そこから生まれる研究会内外での質の高い体験が、大きな財産となって、私の中に変化を確実に起こしています。今でこそ品質絡みの案件を多くいただきますが、昔は(大げさに言えば)「再利用の鷲崎」という具合でした。新たな根拠地を作れたこと、これは大きな変化です。「品質と再利用の鷲崎」と呼ばれるようになれば、と思い日々活動しています。
小池 利和さん (ヤマハ(株)デジタル楽器事業部 品質保証部 品質管理G 担当課長/本研究会運営小委員会委員長)
『SQiP研究会での出会いに感謝しています!』
1999年度~2012年度に渡り、10回SQiP研究会に参加しております。
その間、様々な方のお力添えを得ながらSQiPワークショップの運営に携わり、SQiPシンポジウムの発表で賞を頂くといった貴重な経験をさせて頂きました。そして、最近では主査を担当したり、本を執筆したりするといった、以前の私からは考えられないような立場になってきており、自分でも不思議な気分です。
SQiP研究会での様々な出会いがなければ、このようなことは成し得なかったと思います。本当に感謝の一言です。
今後は、私が研究員の方にそういった機会を与えることで恩返しが出来ればと考えております。
香村 求さん ((株)システムSWAT 代表取締役)
『他社との交流で同じ問題を解決できました!』
1995年ごろだったと思うが、突然、松本正雄さん(当時NEC)から引き継いで研究会委員長になった。 当時は、ネットワーク、オープン化、ダウンサイジング、マルチメディア(ネオダマといった)の始まりだった。PC全盛になる先駆けで、このころから研究会当初の目的である”自らソフトウェア品質のテーマを持ち寄り、みんなで問題解決をする”ことが減り、新しい潮流を知りたいという傾向に変わり始めたのは指導陣の力不足もあったが残念だった。
また、研究会のメリットは、他社の同じ問題を持った人たちと仲間になれるという点である。競争相手でもあるが、会社内に居ては、こういう場はなかなか得難いので、ぜひ利用してほしいと思っている。
奥村 有紀子さん ((有)デバッグ工学研究所)
『トップレベルや先端の方々の講演を聞くことができて、大変勉強になりました!』
あらためて振り返ってみると、SQiP研究会になんらかの形でかかわり始めて8年も経っており、テストの分科会の主査・副主査としても6年目になります。
午前中に受講する「特別講義」は、主査の私にとっても研鑽の場です。 いろいろな分野のトップレベルや先端の方々の講演は、普段の自分のアンテナにはかからないようなことを聴くことができ、本当に勉強になります。
品質は感性の側面もあるので、研ぎ澄ますことが大切だと思います。
お話を聴くごとに、品質へのアプローチの方法や立場、かかわり方はさまざまであること、チーム全体で多くの方法を組み合わせて取り組む必要があることを実感します。 |